期間工ループの末路がやばい…。未来は明るいのか。

期間工はフル満了(約3年)までしか働き続けることは出来ず、それ以上働きたくても一旦退職することになります。

これは派遣法で”有期雇用派遣労働者は3年を超える場合は正社員として雇用する必要がある”からであり、正社員にならない大半の期間工はフル満了で退職します。

とはいえ、A社→B社→C社→A社のように複数の期間工を転々とすることで、長く期間工を続けることが可能。

中には10年以上期間工を続けている人もいます。

期間工を転々とすることを、俗に期間工ループなんて呼ぶこともありますが、もちろんデメリットもあります。

今回は期間工ループした人の末路はどうなるのかまとめていきます。

期間工を何度もループ。末路はどうなるのか

職歴や経験が身に付かず、転職が難しい

期間工の仕事はボルトをひたすら締めたり、クリップをはめ込んだり、部品を運んだりなど誰でも出来る単純作業ばかりです。

作業内容が簡単だから誰でも出来る訳なんですが、言い返せばスキルは身につきにくいです。

仮に期間工10年やっても、人よりもちょっとボルトを締めるのが上手い人になるぐらいなので、他業種の仕事に転職しようとしてもあまり経験は活きません。

「今回の期間工で工場勤務は最後。次は他業種に転職予定」

期間工を卒業しようとしても経験が活きず、なかなか良い転職先が決まらずに、結局次も期間工という人は多いです。

期間工になるのは簡単ですが、期間工から卒業するのは意外に難しいです。

ただ次も期間工をやる場合は期間工の経験はとても役に立ちます。

期間工経験があれば40代になっても、次も期間工。という選択を取ることが可能。

体を痛めてしまう

期間工は体を酷使するきつい仕事です。

慢性的に体のどこかが痛いという状況が続く人もいるでしょう。

体を痛めてしまって他の仕事には就くのが難しい。という人もいます。

どの仕事をするにしても体は資本なので、期間工をやり過ぎて体がボロボロという人は転職する際の選択肢が限られてしまいます。

期間工の仕事は何がきついのかはこちらの記事にまとめています。

気づいた時には手遅れになることも

期間工を長くやって転職となっても難しいですし、非正規雇用ということもあり、結婚も上手くいかずということも多いです。

期間工を長くやってもお金以外に得られるものが少ないので、年齢が上がるほど選択肢が限られてきます。

20代~30代前半はまだ良いですが、30代後半にもなると転職も難しく、手に職や資格がない方が異業種に挑戦するのは厳しくなります。

期間工のデメリットでも触れていますが、良いことばかりではないのが期間工なので、デメリットをしっかり認識しながら働き続ける必要があります。

期間工ループするなら気をつけたいこと

お金は貯めましょう

”期間工やるからにはお金を貯める”

これは期間工をやる際には大前提です。

お金を稼ぎたくて期間工をやっているのに、期間工で働いている方の大半は散財してしまっているもの。

• パチンコ
• 競馬
• 風俗

期間工の工場や寮の近くにはちょうどいい感じでパチンコ屋があったりもするので、誘惑に負けて散財する人も多いです。

しかし誘惑に負けそうになった時には、なぜ期間工になったのか思い出して欲しいです。

お金があれば人生で不利な選択を取る必要もなくなるので、期間工をやるからにはしっかりとお金を貯めましょう。

期間工卒業後の準備も考えられるとgood

期間工卒業後の人生設計も考えられると良いでしょう。

• 異業種に転職
• 起業する
• 大学に通う
• 期間工から正社員を目指す

期間工のその後をどのようにするかはその人次第なので、どのルートが正解というのはありません。

出来れば期間工をやりながら、期間工卒業後の身の振り方を考えられるといいですね。

期間工ループしても将来をしっかり考えていれば悪い末路にはならない

夢や目標を持って期間工になる人もいれば、ダラダラと働いて稼いだお金を全部使ってしまう人もいます。

前者の未来は明るいですが、後者の末路は残念なものになるでしょう。

期間工は学歴・職歴なしでも働けるし、未経験でも年収400万~500万稼げます。

効率よく稼げる仕事なのは間違いありませんが、目的なく働くと時間を浪費するだけで終わってしまいます。

資格も経歴もなく、期間工として働いたけどお金を貯めることが出来ず、ただ歳を重ねただけの残念な人も多くいるもの。

そういう期間工の末路は悲惨です。

せっかく期間工になるからには、しっかりとお金を貯めて、次のステップに行くべきですね。