- 期間工募集
- 未経験でも年収450万
- 入社祝い金50万
- 寮費光熱費無料
という案内を見て期間工に応募しようかなという方もいるでしょう。
期間工は年収400万~500万稼げますし、未経験でも働けるよう作業は全てマニュアル化しています。
さらに寮費光熱費無料の寮が用意されており、住み込みですぐにでも働ける、お金や住むところに困っている方には最高の仕事です。
ただ期間工初めての方はそもそも期間工って何?という方も多いでしょう。
今回は期間工の仕事やメリット・デメリットを初心者でも分かりやすく解説していきます。
期間工に向いている人や向いていない人も解説していくので、期間工初めての方は参考にしてみて下さい。
期間工とは?→未経験でも年収400万~500万稼げる工場の仕事
期間工は正式には製造業で働く契約社員のことを指します。
正式には期間従業員と言いますが、メーカーによっては期間社員と言ったり、臨時従業員ということもあります。
また農業に従事していた人が冬場だけ期間工をやることもあり、季節工と呼ばれるケースもあります。
期間という名が付く通り、非正規雇用の期間限定の仕事になりますが、契約期間内は一流メーカーの契約社員として働くことができ、給料や福利厚生はメーカーの基準に準じたものを受けられます。
期間工の年収はメーカーや時期にもよりますが、おおよそ年収400万~500万円。年次が上がったり繁忙期であれば年収500万円を超えることも珍しくありません。
工場での作業は誰でも出来るようにマニュアル・定量化されており、工場勤務初めてだったり自動車の知識がない人でも問題なく働けます。
現に現場で働いている期間工の大半は初めて期間工になった人ばかりなので、工場勤務初心者でも安心して働けます。
どの期間工にも寮が用意されていますが、大概の期間工は寮費光熱費無料。悪くても格安の寮には住めます。
住居費を抑えて貯金に励みやすいのも期間工の特徴。
お金に困っていたり、職歴や学歴がなくても活躍できてお金を貯められるのが期間工の良いところと言えるでしょう。
期間工のメリット・デメリットは何がある?
- 年収400~500万稼げる
- 高額な入社祝い金
- 高い日給
- 豊富な手当
- 満了金
- 未経験でも働ける
- 寮費光熱費無料
- 正社員を目指せる
- 失業保険をすぐに貰える
- 仕事はきつい
- スキルが身につきにくい
- 大型連休後は給料が低め
- 辞めたらすぐに退寮しなければならない
- 期間工の卒業は意外と大変
メリット
期間工は単に稼げるというメリットだけではありません。
給料以外のメリットもたくさんあるので、順番に紹介していきます。
年収400万~500万と稼げる
期間工は給料が良いです。
メーカーや時期にもよりますが、年収400万~500万ぐらいは簡単に稼げます。年次が上がったり、繁忙期であれば年収500万も夢ではありません。それぐらい簡単に稼げてしまうのが期間工の良さ。
日本で働く正社員の平均年収は414万円、中央値で360万円(参考;期間工の年収が400万~500万稼げる理由|期間工の給料や手取りを解説)ということを考えると、正社員の平均年収以上の額を非正規の期間工が稼げてしまうのです。
これって控えめに言ってやばいですよね?
通常正社員と非正規雇用と言えば正社員の方が給料が良いですが、期間工に限っては逆転現象が起こるような感じです。
「これまで正社員で長く働いてきたけど年収300万円台でした。でも期間工に転職したら簡単に年収400万超えました」
こういう人が多いのも事実。
それぐらい期間工は稼げるのです。
高額な入社祝い金
期間工になると高額な入社祝い金が貰えるところが多いです。高額なところはアイシン期間工の入社祝い金100万円。
他にもトヨタ期間工の入社特典60万円や、日産期間工の入社祝い金50万~70万
スバル、豊田自動織機の入社特典55万など高額な入社祝い金が多く貰えるのも期間工の特徴。
入社して一定期間働くだけで50万とか100万といったまとまったお金を貰えるのはヤバすぎますよね?
普通の仕事では貰えないような入社祝い金が貰えるのが期間工のメリットであることは間違いありません。
高い日給
期間工は日給1万円前後が多く安定して稼げるのが魅力。
年次が上がれば昇給する期間工も多く、より効率良く稼げます。
日給が高いと言えばトヨタ期間工。日給10,450円~11,750円と長く働くほど効率よく稼げます。
時給1,000円のアルバイトを8時間しても8,000円にしかなりませんが、期間工は1万円前後。
日給だけで比較しても期間工の方が稼げるのが分かるかなと思います。
そして給料以外にも稼げる要素が多いのが期間工の魅力。むしろこっちの方が要素としては強いかもしれません。
豊富な手当
- 時間外勤務手当
- 深夜勤務手当
- 交替手当
- 休日出勤手当
- 特別手当
- 皆勤手当
- 正月手当・夏季手当
期間工は給料が良いだけでなく手当も豊富なのが魅力の1つ。この手厚い手当のおかげで大きく稼ぐことが出来るのです。
どの手当がもらえるのかはメーカーによって違いますが残業・深夜勤務・休日出勤の手当はどのメーカーでも必ず貰えます。
これらの手当は働いた分の給料はしっかりと出るので、サービス残業はありません。
というよりどのメーカーもサービス残業が出来ないような対策をしっかり打っているので、サービス残業をしたくても出来ないですけどね。
会社員をしているとタイムカードを打刻してから残業したり、朝の準備は勤務時間外とみなされる会社もありますが、期間工はそんなことはないのでご安心下さい。
働いた分はしっかりと給料に反映される
残業がない日は早く帰れる
ある意味時間を無駄にすることがないのが期間工の良さ。
他にも皆勤手当や正月手当など、そのメーカー特有の手当が貰えることが多いです。
基本給は微妙だけど手当が手厚くてトータルで稼げる金額は多い期間工もあったりします。
>>期間工の年収が400万~500万稼げる理由|期間工の給料や手取りを解説
満了金
期間工のメリットを語る上で満了金は欠かせません。
満了金は3~6ヶ月の契約期間を満了した時点で貰えるお金なので、給料や手当とは別にさらにお金が貰えます。
期間工のボーナスみたいなものですね。
半年で30万円ぐらいのところが相場ですが、多いところだと半年で50万円ぐらい貰えます。
満了金が多い期間工→トヨタ期間工、三菱期間工、デンソー期間工
未経験でも働ける
期間工は未経験でも働けるのがメリット。
工場での作業は全てマニュアル、細分化されており、作業を覚えて慣れれば誰でもこなせるように作られています。
期間工で働いている人のほとんどは未経験で入社した人たちばかり。
工場勤務歴がない、特殊な資格を持っていない人でも安心して働けます。
寮費光熱費無料
期間工には寮が用意されており、住み込みで働くことが可能です。
寮にはテレビや寝具、洗濯機といった生活に備品が最初からあるので、カバン1つで入寮してすぐに新生活を始められます。
住むところが用意されているだけでも恵まれているのに、さらに期間工の寮は寮費光熱費無料なので、固定費がほぼかかりません。
家賃や光熱費が掛からなければそれだけ多く貯金することが出来るでしょう。
家賃5万光熱費1万で計算すると年間で72万円の節約が出来ることになります。
実質年収が72万円増えるようなものなので、これほどメリットが多い仕事もなかなかないでしょう。
寮には個室にエアコンが付いているので、夏場はクーラー、冬場は暖房を好きなだけ入れれます。部屋に引き篭もるのが好きな人には天国かもしれません。
>>期間工でワンルーム寮に住むならどこ?相部屋で汚い寮とかあるの?
正社員を目指せる
期間工から正社員を目指すことが可能です。
正社員になれば一流メーカーの正社員の仲間入り。期間工のように雇用期間の縛りはなくなりますし社会的なステータスも段違いです。
給料やボーナスも年々昇給していくので、年次が上がったり昇格すれば年収700万や800万も夢ではありません。
正社員になるためには正社員登用試験を突破する必要がありますが、正社員になった際のメリットは大きいので思い切ってチャレンジしてみるのは悪くありません。
>>期間工から正社員登用は可能?正社員を目指しやすいメーカーはこれだ!
失業保険をすぐに貰える
期間工を満了退社した場合は、失業保険の受給制限がなしの待機期間7日間のみで失業保険が受給出来ます。
会社員が退職をして失業保険を受給する場合は待機期間7日間に加え、給付制限が2ヶ月あるので、すぐには失業保険が貰えません。
しかし期間工が契約期間を満了して退職した場合は、契約期間満了での退職という扱いになるので、会社員が自己都合退職する場合と退職理由の扱いが異なります。
正規雇用の正社員よりも非正規雇用の期間工の方が失業保険を早く貰えるという、制度のバグのようなものは期間工にとってはありがたいですね。
失業保険を貰う場合はいくつか条件がありますが、最も大事なのは雇用保険の加入期間が12ヶ月以上あるという条件。簡単に言うと1年以上働いた期間があったかどうかですね。
雇用期間の加入期間は連続でなくても問題なくて、無職の状態を1年以上空けないで期間工を転々として1年以上就業した場合でも対象となります。
期間工が失業保険を貰う場合は(期間工→失業保険をもらうには?僕が受給した流れをまとめます)で紹介されています。
実際に期間工を退職してから失業保険を受給する流れがまとめてありますね。
デメリット
一方で期間工はメリットばかりではなく、デメリットもある仕事です。
デメリットも考慮した上で転職活動を成功させてください。
仕事はきつい
期間工の仕事はきついです。これは間違いありません。
運良く楽な工程に配属されて緩く働ける場合もありますが、途中で作業内容が変わったり違う工程へ異動になることもあります。
基本的にはきついと思っておいて間違い無いでしょう。
給料や待遇が良いのも仕事がきついからに他なりません。
しかしいくらきついと言っても作業は定量化されており、誰でもこなせるように仕事が組まれています。
どうしても作業がやりにくい場合は改善提案を出して働きやすくすることも可能。
期間工の仕事は最初はきついですが、徐々に慣れていくことであれだけきついと感じた作業でも簡単にこなせるようになる日が来ます。
まずは最初の1ヶ月頑張ってもらうだけで、最初の頃よりかはかなり楽になりますね。
慣れてしまえばあとは単純作業を繰り返すだけなので、めちゃくちゃ働きやすくなります。
期間工のきつさは期間工はきつい理由と対策を解説!きつすぎる工程は避けられる?という記事で詳しく解説しています。
期間工のきつい点だけでなく、対策も掲載しているので参考にしてみて下さい。
スキルが身につかない
期間工の仕事は決められた手順通り作業するだけなので、誰でも出来るものです。
同じ作業を何千回、何万回と繰り返すことになりますが、これでは特別なスキルや経験はあまり身につきません。
- きつい肉体労働を一定期間こなせた
- 工場勤務の経験が出来た
- ボルトを締めるのが上手くなった
期間工で身に付くスキルと言えばこういうところでしょうか。
正直スキルは身につきにくいので、お金目的と割り切って働く方が良いでしょう。
実際に貯金しやすい仕事ですし、まとまったお金を稼ぐにはこれほど恵まれた仕事はなかなかありません。
スキルや経験よりもお金を求める方にはおすすめ。
ちなみにフォークリフト免許がある方はフォークリフトの実務経験を積めるという点では期間工はおすすめですね。
フォークリフトは資格だけでなく経験の有無も問われやすいので、期間工でフォークリフトの経験を積んでおくと他の期間工に行ったり、期間工以外の仕事に就く場合でも資格やスキルとして評価されやすいです。
大型連休明けは給料が低め
期間工の給料は時給や日給で決まります。
働いた分だけきっちり貰えるのが期間工の良さですが、逆に言えば出勤日が少ないと給料が下がります。
大型連休はガッツリ休める反面、大型連休明けの給料は寂しいものになりやすいです。
大型連休と暇な時期が重なってしまうと手取り15万もいかないなんてことにもなりかねません。
辞めたらすぐに退寮しなければならない
期間工の寮は寮費光熱費で住めますし、入寮の際の手数料や敷金礼金が掛かりません。
備品も揃っているのですぐにでも新生活を始められるのはメリットですが、言い換えれば期間工を退職すると住む場所を失います。
実家や自宅に帰れる人は良いかもしれませんが、住み込みで転々としながら働いている人は満了退社するまでに次の住処を探すなり、次の仕事に就かなければなりません。
というのも満了してしまうと社会的には無職になってしまうので、満了してからアパートを探そうとすると入居が難しくなるからです。
期間工の寮は無料で住めるのはメリットですが、退職したらすぐに出て行かないといけないのはデメリットと言えるでしょう。
ちなみに満了後の退寮までのリミットは会社によって違いますが、大体3日~1週間ぐらいです。いずれにせよすぐに引越ししなければなりませんね。
期間工の卒業は意外と大変でループしがち
期間工を晴れて満了。
お金も溜まって新天地で活躍。
となればいいですが、期間工を卒業して違う職種に就くと思いきや、また期間工の世界に戻ってきてしまう人がいます。
期間工を何度もすることを期間工ループと言いますが、期間工を卒業したいのにループしてしまう人は多いです。
先ほどもお伝えしたように期間工はスキルが身につきにくいので職歴としては弱いです。
次も工場勤務をする場合や肉体労働をする場合はある程度評価されるかもしれませんが、非正規雇用で単純作業を繰り返している以上、経験としては評価されにくいです。
また運良く次の仕事が見つかったとしても給料が安く続かないケースも多いです。
未経験でも年収400万円以上稼げる期間工の魅力を知ってしまうと、年収300万の正社員の仕事が色褪せて見えますからね。
期間工よりも待遇が劣るのを承知した上で正社員に転職したとしても、給料明細を手にした時に期間工時代の給料と比較をしてしまい、期間工に戻りたくなってしまうことも。
期間工になるのは簡単ですが、期間工を卒業するのは意外と大変な場合もあります。
期間工に向いている人
- 黙々と作業するのが好きな人
- 体を動かすのが好きな人
- 自動車好きな人
期間工にはどういう人が向いているのか解説していきます。
黙々と作業するのが好きな人
黙々と作業するのが好きな人は期間工に向いていますね。
ラインでの作業は車体に向けて黙々と作業します。
1日8時間、フル残業の日は10時間作業する訳なんですが、黙々と作業をするのが苦痛ではない人にとっては働きやすい環境でしょう。
人と関わるのがしんどいという方にとっては天職かもしれません。
体を動かすのが好きな人
1日8時間体を動かし続けるのが期間工という仕事。
体を動かすのが好き、体力に自信がある人にとっては働きやすいと感じるでしょう。
学生時代に例えるなら、部活をやってお金を稼ぐような感じですね。
自動車好きな人
単純に自動車が好きな人も期間工に向いています。
工場では自動車を生産している訳なので、嫌でも車を目にします。
自分の好きな車がラインに流れてくるかは配属工場次第ですが、車好きな人にとっては堪らない職場環境でしょう。
しかし部品メーカーだと車体そのものを生産しないので、車好きな方は完成車工場で働く必要があります。
こういう人は期間工に向いていない
期間工に向いている人がいる一方で、向いていない人もいます。
- 単純作業に飽きやすい方
- 体力に自信がない方
- 高度なスキルや経験を身に付けたい方
単純作業に飽きやすい方
単純作業に飽きやすい方は期間工に向いていないでしょう。
ライン作業では同じ作業を何百回何千回とやる訳ですし、毎日毎日同じ作業をします。
同じ作業をし続けることが苦痛に感じる人はやめておいた方が良いかもしれません。
特にクリエイティブな仕事を好む人からすると単調でつまらない仕事と感じることでしょう。
体力に自信がない方
体力に自信がない方も期間工に向いていません。
ライン作業では一日中動き続けることになります。
きつい工程では激しく動くのでずっと呼吸が荒れていたり、重量物をひたすら運ぶ工程もあります。
1日で20kmや30kmぐらい歩く工程も存在します。
決して楽ではないので、体力に自信がない方は違う仕事をした方が続きます。
体力がなくてもどうしても期間工をやりたいという方は部品メーカーがおすすめ。
具体的にはデンソー期間工、アイシン期間工、ジヤトコ期間工ですね。
覚えることが多い、細かい作業が多いなどの部品メーカー特有の大変さがありますが、肉体的なきつさは車体メーカーより楽な工程が多いです。
体力的に自信がない、でも期間工をやりたい方は部品メーカーがおすすめ。
高度なスキルや経験を身に付けたい方
デメリットのところでも書きましたが、期間工を長くやっても専門的なスキルや知識は身につきません。
職歴や経歴としては弱いので、今後のステップアップの為に期間工をやるという選択肢はいまいちです。
ただ、今後の自分のやりたいことの為にお金を貯めたい。
という理由で期間工を選ぶのはおすすめです。
まとめ
- 未経験でも年収450万
- 入社祝い金50万
- 各種手当多数
- 寮費光熱費無料
期間工の求人には魅力的な条件が並びます。
本当なのか?と思う方もいるかもしれませんが、どれも本当です。
未経験でも働けますし、給料が良く寮費光熱費無料でしっかり稼げます。
職歴も学歴も何もない人間でもまとまったお金が稼げるのが期間工
これだけは間違いありませんね。