期間工の仕事はきついです。
ただなぜきついのかは初めての方にはイメージしにくいでしょう。
今回は期間工がきつい理由と対策、きつくない期間工のご紹介をしていきます。
期間工で稼ぎたいけど、少しでも楽したい方は是非参考にしてみて下さい。
【結論】期間工の仕事はきついと思ってください
残念ながら期間工の仕事はきついです。
期間工になるからにはきついと思ってから働き始めた方が無難でしょう。
きついから給料が良く稼げるという側面もあるのは間違いありません。
期間工がきついと言われる理由と対策をセットで解説
- 肉体的にきつい
- 仕事が単調できつい
- 覚えることが多くてきつい
- 人間関係がきつい
- 昼夜二交替がきつい
- 残業や休日出勤がきつい
- 寮生活がきつい
- 通勤がきつい
期間工がきついと言われる理由を挙げました。
もちろんこれら意外にもきつい理由がある方もいるでしょうが、大体の人は当てはまるのでは?と思います。
肉体的にきつい
真っ先に思い浮かぶのが肉体的なきつさ。
ラインで同じ作業を何百、何千と行うのが期間工の仕事。
ある人はボルトを5,000本締めて、またある人はクリップを5,000個はめ込みます。
1つ1つの作業は簡単でも何回も同じ作業をしていれば体を痛めてしまうこともあるでしょう。
手や腕が痛くなるのは誰しもが経験することです。
また1日8時間、残業があれば最大10時間動き続ける訳で、体力的なきつさもあります。
なかなか痩せなかった人でも期間工になったら3ヶ月で10kg痩せたというのもザラです。
それぐらい期間工の仕事は肉体的にきつい。
【対策】慣れると意外と問題ない
不慣れな環境で不慣れな作業をする。それだけで疲れてしまうもの。
特に最初は作業自体に慣れていなかったり、無駄な力が入ってしまうので余計に疲れやすいです。
人間の体は不思議なもので、きつかった仕事も慣れるとなんてことなくなるもの。
最初は全身筋肉痛でとても仕事を続けられないと思っても、やっていくうちに不思議と疲れにくくなっていきます。
まずは最初の1ヶ月は頑張ってみて欲しいですね。
仕事が単調できつい
朝から晩まで同じ作業をし、それを毎日続けるのが期間工のきついところ。
単純作業を何万回もやっていれば飽きますよね?
同じような車が何台も流れてきて、決められた作業をやり続ける。
慣れてしまえば誰でも出来ますが、やり続けるのは単調できついもの。
時間の経過も遅く感じられますね。
1時間ぐらい経ったかなと思いきや15分しか経っていないというのもよくある話です。
【対策】考え事をしながらの作業がおすすめ
慣れてしまうと単調で飽きてしまうもの。
考え事をしながら作業をすることをおすすめします。
仕事が終わったら何をするか、休日の予定など、作業しながらでも脳は空いているので色々考えられます。
気づいた時には時間が進んでいるので、考え事をしながらの作業はおすすめです。
覚えることが多くてきつい
基本的には期間工の仕事は単純で誰にでも出来るように組まれています。
しかし工程によっては覚えることが多く教育に1ヶ月以上かかることもあるでしょう。
特に部品メーカーは覚えることが多い工程が結構あり、仕事内容をメモ取っていくとノートが1冊埋まってしまうこともあります。
あまりにも覚えることが多くて半年経っても慣れないなんてこともあります。
【対策】時間を掛けてでも1つずつ覚えるしかない
覚えることが多いと大変なものです。覚えるのが苦手な人は尚更でしょう。
メモを取って1つずつ覚える。作業を間違えそうだったり分からなくなったなら助けを呼ぶ。
徐々に慣れていくしかないですね。
どうしても無理!という場合は工程を変えてもらうよう交渉するのも悪くありません。
工程変更は必ず応じてくれる訳ではありませんが、職場の人員次第では可能な場合もあります。
人間関係がきつい
期間工はラインが動き出してしまえば、ライン上を流れてくる車体に対し黙々と作業します。
人とのコミュニケーションが少ない仕事ではありますが、それでも少なからず人間関係は発生します。
- 仕事を教わる時
- 呼び出しを掛けた時
- 前後工程の人との会話
良い人に恵まれれば良いですが、自分と合わなかったり非常識な人もいるのが期間工の辛いところ。
期間工は面接を経て入社しますが、採用基準が低く若くて健康的な人なら誰でも入社出来てしまうもの。
大半の人は普通ですが、中には非常識な期間工が紛れ込んだりするものです。
そういう人と関わる必要がある場合はストレスが溜まりますね。
【対策】なるべく早く作業を覚えて独り立ちする
期間工で一番人と話す機会があるのが教育時。仕事を覚えるまでの期間ですね。
教えてくれる人とソリが合わないと苦労することもあるでしょう。
そういう場合は1日でも早く仕事を覚えて独り立ちしてしまうことですね。
1人で作業出来るようになってしまえば教育担当と話すことはなくなるので、楽になるはずです。
最初はしんどいかもしれませんが、1人で作業出来るようになるまでは頑張りどころ。
職場に非常識な期間工がいる場合は極力関わらないに越したことはありません。
作業さえしっかりやっていれば文句を言われることも少ないので、人付き合いは最低限にするのが良いかもしれません。
昼夜二交替がきつい
期間工になれば昼夜二交替で働くことになります。
今週日勤→来週夜勤→再来週日勤
この繰り返しですね。
毎週昼夜逆転の生活をしないといけないので楽ではありません。
昼夜逆転に失敗して月曜日は眠いまま出勤する。というのは期間工ではよくある話です。
【対策】夜勤なしの工場求人もある
期間工をやるからには交替勤務は避けられませんが、どうしても無理という方は夜勤なし・日勤のみの期間工に応募してみるのも悪くありません。
おすすめは三菱ふそう
期間工ではなく派遣にはなりますが、夜勤がないですし、神奈川県川崎市で働けるので都心にも出やすいです。
三菱ふそう川崎製作所で日勤で働いて、夜は都心に飲みにいく。ということも可能な勤務体制や立地です。
残業や休日出勤がきつい
工場の操業次第では残業や休日出勤が発生します。
車体メーカーでは最大で2時間~2.5時間、部品メーカーだと3時間の残業があることも。
さらに繁忙期であれば休日出勤があることも。
【対策】残業が少ないホンダがおすすめ
残業や休日出勤が発生するのは仕方がないですね。生産量は都度変わりますし、トラブルで残業になってしまうこともあるもの。
その分稼げるので残業や休日出勤は受け入れるしかないです。
どうしてもという方は残業がほぼないホンダ期間工がおすすめ。ほぼ定時に帰れるのでプライベートな時間を確保しやすいのはいいですよね。
ただホンダは残業がほぼない代わりに休日出勤はあります。週によっては夜勤休日出勤まであるので、その時はほぼ休みがないまま翌週になる場合も。
寮生活がきつい
期間工は集合寮に住むことがほとんどです。
ワンルームが確保されている寮がほとんどとはいえ、見知らぬ人との共同生活になります。
普段は1人で過ごしている人でも、食堂や大浴場、洗濯時などは他の期間工と触れ合う機会もある訳なので、完全に1人で過ごすのは難しでしょう。
またルームシェアタイプの寮だと隣人がキチガイな人だと消耗してしまいますね。寮は本来休息する場所ですが、隣人が悪いと逆に疲れてしまいます。
【対策】ワンルーム確定の期間工に行く
集合寮でルームシェアタイプの寮があるところは寮生活で消耗しやすいです。
ルームシェアタイプは個室は割り当てられていますが、隣人との生活の距離感が近く、普段から鉢合わせる可能性が上がります。
出来ればワンルーム確定の期間工寮に住む方が寮で消耗しにくいです。
おすすめは日産横浜工場と日産追浜工場。いずれも期間工最高峰の綺麗なワンルーム寮に無料で住めます。
通勤がきつい
- 徒歩
- 通勤バス
- 公共交通機関
- マイカー
期間工の通勤方法はこの4つなのですが、特にきついと言われるのが通勤バス。
寮までバスが来てくれて所定の時間になったら出発。工場まで無料で送迎してくれる訳なんですが、通勤バスは基本的は満席状態になります。
隣は見ず知らずの期間工ですし、めっちゃ臭い人、いびきがうるさい人などもいるでしょう。
特に夏場の仕事後のバスはお世辞にも快適ではありません。
【対策】徒歩通勤の期間工を選ぶ
工場を選べる、徒歩通勤出来る期間工を選ぶことが通勤で消耗しないコツです。
徒歩通勤が可能な期間工は上記の通り。
本当は他にもあるのですが、工場や寮を選べない可能性が高く、遠くの寮になってしまう可能性が高いので掲載しておりません。
徒歩圏内の寮が良ければ上記の期間工がおすすめ(日産横浜は一部遠めの寮がありますが、繁華街に近いなどのメリットがあるのでおすすめ)
【割と楽?】きつくない期間工はあるのか?おすすめの期間工選び
きつい期間工を避けたい。
誰しもが思うことでしょう。
同じような給料を貰うなら楽したいですもんね。
部品メーカー>エンジン生産>車体生産
絶対ではありませんが、楽な期間工は上記の通り。
少しでも楽をしたい方は部品メーカーへの応募がおすすめ。
部品メーカーは絶対的に楽ということはありませんが、車体メーカーと比較すると肉体への負担が少なく楽なケースが多いです。
覚えることが多い、女性が多く特有の人間関係が大変といった部品メーカーならではのきつさもありますが、体力的に自信がなくきつい期間工を避けたいなら部品メーカーがおすすめ。
まとめ
期間工がきつい理由についてまとめました。
多くは肉体的なきつさに起因しますが、出来る対策としてはまずは慣れること。どうしても体力に自信がない方は部品メーカーへの応募がおすすめです。
おすすめの部品メーカーは以下の3社。